出て行け

8時半を過ぎると

私の近くに来ては

「(下の子)の歯を磨けよ」

「早く磨けよ」

「もたもたしてるから寝る時間が遅くなんだろ」

 

一体、何事かと思う

 

 

 

これが毎日続く

 

 

子どもの世界には

「早くする」という意識が薄い

 

寝なさいって言われても

目の前に魅力的な何かがあればしたくなるし

大好きな鉄棒も後1回

絵本も後1冊・・とせがんでくる

それが子どもの感性、だよね

 

 

その子どもからの要望と親としての導きの双方のバランスをとり

子どもの就寝へと促していると

 

 

横から前から後ろから

私に向けてのダメ出しの嵐

 

 

耳が痛い

心が痛い

 

 

 

 

たまらなくなり

「お母さんはお父さんから色々もう言われたくないから歯を磨いてよ」

子どもに言ってしまった

 

 

 

すかさず私の元にやってきて

「ひでぇ 言い方だな

それなら  出てけよ」

 

 

 

 

 

 

その後

何とか下の子を寝かせようとすると

リビングの灯りが気になるようで

下の子はお布団から出てリビングにいる上の子のもとへ

 

 

上の子は夏期講習から帰り、明日の予習を済ませ束の間の休息であるテレビ中

下の子もそこに混ざると

 

 

 

夫がまたやってきて

上の子に説教

 

 

 

挙げ句の果てに子どもに対して

「分からないなら出て行け、1人で生活しろ」

 

 

 

 

 

頭の中には極端な選択肢ばかり

 

子どもの気持ちに寄り添うことが何故できないんだろう

 

 

子どもに出て行けと聞いて

それはダメだと私は間に入った

 

言っちゃいけない言葉はある

 

 

 

この日常から脱したい

子どもたちを笑顔の日々で包んであげたい