調停1回目
第1回目の調停。
緊張しながら家裁に到着。薄暗い入口を抜け相手方待合室という部屋へ。
多分同じような調停と思われる方々が数名ベンチに腰をかけている。
1人の女性は連れ添いの方に「生活ができない…」など訴えている。。
赤ちゃんを抱いた女性も1人で待合室に。弁護士さんはいないのだろうか、1人で戦うのだろうか、離婚だろうかと思いが巡る。
少しして先生がいらして下さりご挨拶。
何となくこの部屋には似合わない通常の世間話をして気を紛らわせる。
いよいよ始まる。いよいよ離婚調停が。
私の背中には2人の娘達がいるような気持ちになる。
2人を守らなきゃ。
2人が幸せになれるように私頑張らなきゃと奮い立たせていざ開始。
調停委員さんは2人。50代男性に40代女性くらいに見える。優しそうな方々。
「これまで離婚の話が夫婦間で出たことはありますか?」と聞かれる。
先生がすかさず、どこの家庭でもあるような喧嘩話ですよと。
その一言で私は気が落ち着き、いつもの自分を取り戻しながらこれまでの経緯を伝えました。
客観と主観を織り交ぜながら話しました。女性の委員さんはメモをとっていました。先生は夫に対し厳しめのコメントを委員さんに伝えました。
1度休憩がありました。
先生とまた別の話をして下さいました。
家裁に居るとまるで悪いことをした人に自分が思えたり、普通の世の中から弾かれたような気持ちがしましたが、その世間話が私を普通の人間であることを確認させてくれているようでした。
休憩中に、委員さんと札幌の弁護士さんが電話で話したのでしょう。
夫からの要求は
・家の賃貸名義を私に変えること
・厚別の鍵を返すこと
・家族カードを返すこと
お金のことばかりでした。
子ども達との面会のことも、これからどのように育てていくかの方向性もまるでなかった。私にとってはそれが何よりも大切な話し合いではないかと思うのです。
いつも自分のことばかり。
やっぱり…と残念な気持ちで次の調停の日を決めてその日は終わりました。
初回で先生より、夫の弁護士さんがこれまでの経緯を知らないのではと思われ、それならば経緯説明書を送ろうとなりました。
結婚してからこれまでの経緯を文章にしてその日のうちに札幌の事務所にファックスして下さいました。
先生には感謝しかありません。